第23回日本クリニカルパス学会学術集会

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会長挨拶

第23回日本クリニカルパス学会学術集会
会長 齋藤 登
獨協医科大学埼玉医療センター 総合診療科 教授
パス関東友の会代表

 この度、第23回日本クリニカルパス学会学術集会を2023年11月10日(金曜日)・11日(土曜日)の2日間、彩の国埼玉県のさいたま新都心のTHE MARK GRAND HOTELに於いて開催させていただくことになりました。本学会役員、会員をはじめ関係各位の皆様に心より御礼申し上げます。

 本学術集会のテーマは「パスは続くよどこまでもー多職種がともに学びあう未来へ向けてー」として、クリニカルパス活用を通じた多職種連携のチーム医療推進やこれからの医療を担う人材育成の意味も込め、さまざまな職種の方々が学び、知り合い、語り合う場として準備を進めております。教育講演、特別講演やシンポジウム、パネルディスカッションやパス関東友の会で好評なワークショップからのエッセンスを取り入れたセッション、学術セミナー、ならびに医療者を労う特別企画など久々のライブ感ある学会セッション構成をプロデュースしています。

 多くの医療機関では医療の標準化を進めており医療の質の向上を図ること、コロナ禍においても多くの患者さんを受け入れるために医療の効率化を進めること、などさまざまな目標を効果的に達成するチーム医療推進のツールとして、クリニカルパス運用の意義がさらに重要となっております。電子化パスにおいては医療情報システムとの関連性が増大し、DPC、PFМ(Patient Flow Management)などの病院マネジメントにおける活用がさらに求められています。いっぽう医療施設の状況においては、従来のいわゆる紙パス運用でのパス活動も地道に行われており、地域連携パスとしての連携手帳などデジタルにはないアナログの良さも見つめ直していくことが大切ではないでしょうか。

 会場はさいたまスーパーアリーナで有名なJR京浜東北線・宇都宮線・高崎線の「さいたま新都心」駅下車 徒歩約10分で、東京駅から約25分、新幹線停車の大宮駅の隣駅に位置し、交通利便性の高い場所にあります。久々の首都圏開催でありますが、彩の国埼玉は豊かな自然や歴史的遺産に恵まれ、会場から2駅での鉄道博物館、隣駅に“大宮”の由来となった武蔵一宮氷川神社など観光スポットや浦和の絶品うなぎなど身近なグルメスポットへ手軽に出かけられます。彩の国への“旅先”で「多職種、学び、未来」というパス活動を担う世代の育成=共育をコンセプトにパスを用いる医療スタッフやパス適用患者さんのヒューマニティ向上を目指した学術集会が盛り上がりますよう、全国より多くの演題と事前参加登録を心よりお待ちしております。

インタビュー掲載記事

獨協医科大学埼玉医療センター 地域連携広報誌 まもるがかり 2021年5月発行

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